2010年7月9日金曜日

金沢日記 2


日は梅雨の中休みと言った感じで良いお天気でしたが、また雨が戻ってきましたね。
数年ぶりにひいた風邪が長引き、すっかり御無沙汰してしまいました。

白山様がお近くから見える場所を求めて向かったのは手取湖の近くにある白山パノラマ公園です。
事前に調べたのですが、あまりにも情報が少なく、おおよその場所がわかるだけで、一番眺望のいい場所までどのくらい歩くのか見当もつきません。
脚力に自信がない私は、皆さんに迷惑をかけないかと内心ドキドキです。

トイレ休憩を終えてパノラマ公園を目指しましたが、看板も出てきません。
雨も降ったりやんだりと不安定な中、やっと展望台までの登山道(?)を見つけました。

入口の案内板のところに天然の木を切っただけの「杖」が自由に使えるように何本も用意されているのを見て「先はどんな登り坂が待っているのだろう」とまた心配に・・・

しかし、おしゃべりしながら登っていると息が上がることもなく20分ぐらいで展望台に着いてしまいました。
入り口でお借りした杖にも助けられ、思いがけず楽に登ることが出来て、「あ~、良かった!」と心の中でつぶやきました。

不思議なことに、登り始めたころから雨がやみ、展望台についてみるとそこだけとても良いお天気になっていました。(夜、真っ赤に日焼した腕を見てびっくりしました!)

さて、「白山を望むベストビューポイント」というその展望台に立つと真正面に白山の峰々が見えるはずでしたが、やはり頂上付近に雲がかかっていて見ることができません。
金沢の方のお話では、1年のうち80%は雲にかかってそのお姿を見ることは難しいとか・・・
「残念だなぁ」と思っていると、「もう少し待ちましょう。」というJM.Shimizu先生の言葉通り、少しずつそのお姿を見せて下さいました。

厳かな気持ちで皆さんで白山様に向かって参拝させていただき、今回ご縁をいただいてその場に立ち会わせて頂けたことを本当に嬉しく感じました。

御用意いただいていたおにぎりを御馳走になったのですが、その美味しいこと!
白山様を望む大自然の中、貴重な時間を過ごさせて頂きました。

私達と入れ替わるように展望台を目指してこられた方たちとすれ違った時には、お天気はまた曇り始めていました。

全ては偶然ではなく、暖かい大きな計らいを感じずにはいられませんでした。





2010年7月1日木曜日

金沢日記 1

  
  
私にとって金沢はとてもご縁の深いところです。
一年に数回行かせていただく機会に恵まれますが、その度、白山比咩神社に参拝させて頂けることをとても感謝しています。

今回初めて、山頂に白山比咩神社の奥宮のある白山の麓まで行ってお近くから参拝させていただけることになりました。
思い出せば2か月ぐらい前、JM.Shimizu先生が、「お近くで白山様のお山を見ることができるのでしょうか?」と言っていたことがありましたが、こんなにすぐに現実になるとは・・・
これも大変不思議なご縁です。

金沢市内からではなく、もっと近くの湖からそのお姿を見せて頂ける場所がある(目に見えない存在からのメッセージで)と言うことで、いろいろと調べた結果、ある場所を見つけました。
と言ってもインターネットで調べても多くの情報は得ることが出来ず、とにかく行ってみましょうという感じです。

季節は梅雨の真っただ中で朝から雨が降っています。
それでも必ず参拝させていただけると信じて出発しました。

金沢の中心部を出て約1時間、空は厚い雲におおわれています。
白山比咩神社を過ぎてしばらく行った「吉野工芸の里」という所でちょっと休憩。
ここには一億円の費用を投じて作られた公衆トイレが有名ということで拝見することに・・・
それぞれ便器の形が違い、シンプルなものからどこかの皇帝がお使いになるような豪華なライオンのトイレがあり、びっくりです。
とても公衆トイレとは思えませんね。


また同じ敷地内に樹齢660余年という「御仏供杉」という大きな大きな杉の木がありました。
「もののけ姫」に出てくるコダマ(木の精霊)たちが宿っていそうな大きく包み込んでくれるような杉の木です。
長い時間、移りゆく自然や人々の暮らしを見守り続けてこられたのでしょうね。
・・・