新郎Yさんと新婦Yさんは、今はあまりされないその土地ならではの古式にのっとったお作法でお式に臨まれたそうです。
この時、新郎のお家の仏間の入り口に、この土地ならではの「花嫁のれん」という加賀友禅の「のれん」をかけるそうです。
家紋が染め抜かれた襖2枚分の「花嫁のれん」は、花嫁さんが嫁ぐときに持参し、これをくぐって嫁ぎ先の仏間に入った時、花嫁の新しい人生が始まるという意味があるそうです。
そして何故「のれん」なのか?と、調べてみると、
「のれんが風になびくように、婚家の家風に早くなびき(馴染み)ますように」ということ、そして、仏壇に参る前にのれんをくぐることによって、頭についた穢(けが)れを払う、といういわれがあるそうです。
もちろん、男性が婿入りの時にかける「花婿のれん」もあるそうです。
こんな古いしきたりを大事にするお二人がとても素敵だなぁと思いました。
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