2010年2月5日金曜日

愛の挨拶

  

以前、バイオリニストの五嶋みどりさんのエルガー作曲の「愛の挨拶」を聞いた時、何んとも言い表せない優しい気持ちになりました。
それ以来、この曲がとても好きになりました。

「愛の挨拶」と言えば、今はとても大切な思い出になっている出来事があります。

一昨年の秋、上野で「フェルメール展」が開催されていました。
平日のすいている時間を見はからって行ってみたのですが、あいにく45分待ちということで、予定を変更して上野動物園に行くことにしました。

何年ぶりのことでしょう。

あの公園の辺りではちょっと雰囲気が異なっている、かわいい、小さなピザのお店で腹ごしらえして、いよいよ中に。


子供の頃の印象とはまったく違い、とてもきれいになっていて、びっくり!
少し寒かったのですが、紅葉がとてもきれいでした。

残念なことにパンダはいなくて・・・

一日に2回、飼育員の方が案内して下さるツアーがあり、参加することにしました。

このツアーは無料で、何種類かテーマのバリエーションがあるようで、終了時にそのテーマにあわせたバッチをくれます。
(その日のツアーは大人の男性ばかりでちょっと不思議でしたが、そのバッチを集めている方々のようでした。)



時間が来るまで、ゾウの柵の前で何気なく見ていると、2頭のゾウが離れた ところからゆっくり向い合せに歩いてきました。
そして、通り過ぎたかと思うと、一頭が後ずさりして、顔と顔を合わせて、鼻をからませました。

「!!」
何を感じ、何を相手に表現しているのかは分からないのですが、まるで挨拶を交わしているかのようです。
見ているこちらが、やさしい、温かい気持ちになりました。

その日のことは、どれもこれも特別忘れられない思い出になっています。

 

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