
この東郷寺の山門は、入り口にある大きなしだれ桜を右手に見ながら進み、先の急こう配の石段を上がった所にあります。
その重々しい存在感は人を圧倒するほど。
けやきを使った柱は、中がくり抜かれているそうです。
その理由は、年月と共に全体が同じように乾燥し、反りを防ぐためだとか。
「羅生門」は、今までに3度映画化されているようで、そのうちの黒沢明監督の作品(1950年 昭和25年)の中で、この東郷寺の山門が劇中の重要な背景のモデルとして参考にされたそうです。
当時、撮影前の下見に訪れた方が、その風格を見て、「ぜひ映画の撮影に使いたい」と思われたようですが、当時はまだ新しかったその山門を黒沢監督が見て、「新しすぎる」とNGを出されたそうです。
結局、撮影所にお寺の山門をモデルにしたものをつくり撮影したとか…
実際の山門は一層ですが、映画では二層になっています。
東郷寺には、その当時に撮影に使われた建物が崩れていく(取り壊されていく)写真が飾られていました。
このお寺に眠る私の大切な友人は、昨年の今日、この世を去りました。
今もなお、私だけなく、多くの人達の心の中で大切にされている存在です。
昨日は、平日ということもあり法要は1組で、ご住職はお茶やコーヒーを勧めて下さり、興味深いお話をたくさん聞かせてくださいました。
このお寺には20年以上うかがっていますが、このようなお話をお聞きしたのは初めてのことです。
このようなご縁を持たせてくれたのは、彼女の計らいでしょうか・・・
こんにちは。本当にあの日は不思議なご縁の重なる日でした。
返信削除あのお寺に向かわせてくれたのも彼女の計らいですね。
本堂の中にあった書の掲示ものも興味深いものがたくさんありました。その中でお寺っぽくない?4S運動という掲示がありました。初めのSが「SMILE:あなたは微笑んでいますか?」と問いかけでした。ここ少し忙しかったので笑わなきゃ!と気づかせてくれた問いかけでした。また機会がありましたらご一緒に東郷寺へ行きたいです
先日はありがとうございました。
返信削除「お彼岸の時期はしだれ桜がとてもきれいです」と御住職がおっしゃっていましたね。
また、よろしかったらご一緒に・・・