2010年1月19日火曜日

なくてはならない存在

  

小さい頃、歯医者さんがきらいでした。
あまりにいやがり、診察の椅子の上でじっとしていないので、ナワで縛られた記憶があります。
動けない、逃げられない恐怖感が焼き付いてしまいました。
これも「トラウマ」と言うのでしょうか?

大人になってもそれは拭えず、歯医者さんに行く前日から恐怖がやってきて、診察台の上でピークになり体が硬直し、終わった後はぐったりという感じでした。

ある日、母が通いはじめた歯医者さんが良い先生だと聞き、半信半疑で行ってみました。
その先生は丁寧に、そして手際よく治療してくださるうえに、笑気麻酔をしてくれるのです。
しばらく通っているうちにだんだんと恐怖感が薄れていき、先生への信頼感の方が強くなりました。

今では、あの恐怖は何だったのだろうという感じです。

つい先日も、ちょっと歯の痛みがあり、出張をひかえていたので緊急で診ていただきました。
するとその痛みは「気のせい」だと言われるのです。
「そんなはずはない...」と思ったのですが、その理由もちゃんと説明してくれました。
すると不思議に帰りはもう痛くないのです
???
先生への信頼感といつものほどよい「思い込み」が功を奏したのでしょうね。
助かりました。
なくてはならない存在です。

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